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残暑を乗り越える「夏は外務省が日光に移る」と言わしめた、涼やかな風土と往時の避暑地の面影を偲ぶ旅


夏の奥日光、奥日光三名瀑と中禅寺周辺の大使館を巡る、クラシカルで優雅な避暑旅

  • 所要時間:
    1泊2日
  • 交通手段:
    車・徒歩・遊覧船
  • カテゴリ:
    1泊2日〜
「酷暑」とも言われる厳しい暑さが、日本の夏のスタンダードになって久しい今日この頃。皆さまはどのような夏をお過ごしでしょうか。クーラーの利いた部屋からなるべく出ないで過ごす、やけくそで日焼け止めを塗りたくり野外に繰り出す、ひたすら耐える……十人十色の「酷暑越え」をされているのではないでしょうか。
残暑も長々、もはやいつまで耐え忍べばいいのか……!?そんな戸惑いすら覚えます。


——今回紹介するモデルコースは、そんなキビシイ夏の日常に投じる一石。
——日光奥地、中禅寺湖畔から湯ノ湖に至る1泊2日の優雅な避暑旅、してみませんか?


明治維新から大正、昭和、そして今にいたるまで、奥日光エリアは、多くの外国人著名人や各国外務省外交官に愛される避暑地としてその名を知られていました。かつては「夏は外務省が日光に移る」とまで言わしめたほど。

そんな避暑地の中心地であった中禅寺湖畔には、かつての外国人外交官たちの利用した別荘やリゾート施設の遺構が残され、大使館別荘を活用した記念公園などの施設では、往時の避暑地の面影を今に伝える、クラシカルな魅力にあふれた建造物や調度品の数々が受け継がれています。なかには現大使館のシェフ監修のスイーツを味わえる施設もあり、かつての優雅な避暑地の暮らしの一端に触れることもできるのです。
奥日光の魅力はそれだけにはとどまりません。国道120号線を使い更に奥地に足を運べば、奥日光の豊かな山林資源の育む豊かな水をたたえた湯ノ湖、高くしぶきを上げ雄大な姿を見せる奥日光三名瀑など魅力的な水資源が「凉味」を生み出しているのです。

戦場ヶ原などを中心としたハイキングコースなどの有名さから、なんとなく「奥日光は、運動が出来る人や、自然が好きな人が楽しむための場所」と思っている方、いらっしゃるのではないでしょうか。

——けれどもけして、そんなことはないのです!

プールに行く、海に行く、涼しい屋内施設でははしゃぐ、いっそ振り切ってアツアツの夏フェスに繰り出す!
それももちろん良いでしょう!け・れ・ど・も!

——この夏は一つ趣向を変えて。かつての外交官やその家族の愛した風景を偲び、豊かな水資源を満喫する旅へ。
——一味違う、クラシカルな雰囲気と雄大な日光三名瀑を優雅に楽しむ夏の旅に出てみませんか。

涼やかで豊かな奥日光の風景は、いつでも皆さんをお待ちしています。



モデルコースの概要
1日目:かつての外交官たちの愛した奥日光湖畔の風景と、クラシカルな異国情緒を優雅に楽しむ!
2日目:奥日光三名瀑と湯ノ湖の雄大な水資源からパワーと「凉味」をもらおう!

  • スタート
  • 1日目
  • 1
    10:00
    東武日光駅
    旅の始まりは東武日光駅。遠方の方は駅近くのレンタカーをぜひご利用ください。
    旅のスタート地点は、世界遺産「日光の社寺」にほど近い東武日光駅。レトロで優雅な1日目は、ここからのスタートです。駅周辺にはレンタカーが充実しているので、遠方からの旅行でも安心&ラクラク。
    車支度が整ったなら、いざ麗しの奥日光へ!
    住所 321-1406
    栃木県日光市松原町4-3
  • 車で30分
  • 2
    10:30
    いろは坂
    緑の輝く夏のいろは坂をゆったりドライブ。黒髪平展望台や明智平展望台への寄り道も◎

    日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路、”いろは坂”。
    下り専用の第1いろは坂と上り専用の第2いろは坂の2つの坂を合計すると、48か所ものカーブがあることから「いろは48文字」になぞらえてこの名がつけられました。
    我先にと枝葉を伸ばす木々によって、いろは坂の木陰はとっても涼やか。少しの間クーラーを切って窓を開け、柔らかな風を楽しむのもおすすめです。加えて夏場は紅葉の時期と比べれば、断然交通量も少なく登坂はらくらく。豊かな緑に色づく山を優雅に楽しみながら、中禅寺湖まで向かいましょう。
    こちらのモデルコースでは次の目的地までの時間を少し長めにとっているので、途中にある黒髪平展望台や明智平展望台へちょこっと寄り道するのも◎です。

    【凉味ポイント!】
    ①木陰と高い標高の生み出す、涼やかでみずみずしい空気
    ②黒髪平・明智平展望台に寄り道して、リフレッシュ!
    ③夏場のいろは坂は交通量少なめ!緩やかに景色移ろういろは坂登坂を楽しみましょう!

    住所 栃木県日光市
    電話番号 0288-22-1525
    問合せ先 日光市観光協会
  • 車で30分
  • 3
    11:00
    いろは坂を抜け、中禅寺湖畔に到着!まずはお好みのお店でお昼ご飯!
    華厳の滝~二荒山神社中宮祠近くまでの国道120号線付近には個性豊かな飲食店がズラリ!
    いろは坂を登り切り、明智平バイパスを抜ければついに中禅寺湖湖畔にたどり着きます。時刻はそろそろお昼時、というわけで早速の昼食タイム。
    華厳滝前~二荒山中宮祠近くまでの国道120号線付近には、日光名物の湯波そば、中禅寺湖で捕れた川魚の唐揚げ、さくさくの天ぷら、どこか懐かしい味わいの洋食、ほっと一息つけるすいとん汁などなど、バラエティー豊かなメニューを扱う飲食店がズラリ!
    お味の方は勿論のこと、お子様連れに優しい広々としたお店や、ペットもテラス席で一緒に過ごせるお店、外観や内装の可愛らしいお店や、中禅寺湖畔に面した展望◎なお店等々、様々なお店がありますのでその時の気分に合わせ、自分にピッタリなお店を見つけ出しましょう!
  • 車で5分
  • 4
    12:00(運行時間要確認)
    船の駅中禅寺(中禅寺湖遊覧船)
    一味違う移動手段で、優雅な遊覧船の旅を楽しもう

    ここからは、いつもと一味違う移動手段を楽しんでいきましょう。中禅寺湖を周遊し、湖のまわりの観光施設を繋ぐ中禅寺湖遊覧船。
    今回は中禅寺湖遊覧船一周フリー乗車券を活用して、かつて外国人外交官の愛した日光の風景をたどります。船に乗り込み、遠く離れた岸にある次の目的地を目指しましょう。
    男体山、社山、半月山等々、多くの山々に囲まれた中禅寺湖の水上から眺める景色は壮観。深く深く染まるターコイズグリーンの湖水。深山色深くも、日の光と風を受けて柔らかくきらめく木々。ふと目を凝らすと、遠くで小舟やスワンボートをこぐ人の姿が見えることも。
    かつてこの地を外交官やその家族たちも、度々船で中禅寺湖に漕ぎ出して余暇を楽しんでおり、現存する当時の映像にもその姿が残されています。ゆったりと進む船の上でかつての面影に思いをはせながら、穏やかな食休みを楽しみましょう。

    【涼味ポイント】
    ①湖周辺の風・天気の状況により運行状況が変化する場合がございます、ご利用の際には公式サイトをご確認ください
    ②水の上から眺める奥日光の雄大な自然を眺めながら、ゆったり食休み
    ③中禅寺遊覧船は基本的に約1時間に1本!乗り遅れないよう、時間の確認はこまめに!

    住所 321-1661
    栃木県日光市中宮祠2478
    電話番号 0288-55-0360
    問合せ先 東武興業株式会社 中禅寺湖機船営業所
    ウェブサイト1 http://www.chuzenjiko-cruise.com/
    アクセス ・公共交通機関でのアクセス
    JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から東武バス日光「中禅寺温泉」行き、または「湯元温泉」行きバス乗車約45分、「中禅寺温泉」バス停下車徒歩約5分

    ・車でのアクセス
    日光ICから約60分
    近隣の駐車場をご利用下さい。 ※奥日光県営駐車場については下記関連サイトをご確認ください。 https://www.pref.tochigi.lg.jp/d04/parkinglot.html
    関連サイト/SNS - 1 https://www.pref.tochigi.lg.jp/d04/parkinglot.html
    営業時間 運行期間 4月中旬~11月30日まで
    ※2024年は4月19日(金)から運行を開始いたします。
     水位低下のため運行経路が変更になることがございます。詳しくは中禅寺湖機船HPをご覧ください。
    船の駅中禅寺始発 9:30~15:30
    ※11/5~11/30は、10:30~14:30
    ※千手ヶ浜航路は、水位低下のため2024年シーズンは運休となりました。 詳しくは中禅寺湖機船HPをご覧ください。
    休業日 12月1日~4月中旬
    駐車場(大型バス)
    駐車場(普通車)
    備考 ・休業期間中(12月~4月中旬)のお問い合わせは、日光湯元ロッヂ(0288-62-2532)までお願いいたします。
    ・ペットは、キャリーをご利用いただき乗船いただけます。船の駅中禅寺にて、無料貸出を行っております。
    バリアフリー情報 ・船の駅中禅寺では、車いすの無料貸出を行っております。
    また、船舶「男体」には車椅子用の座席もござい ます。
  • 船で45分、下船後徒歩5分
  • 5
    13:20
    イタリア大使館別荘記念公園
    杉皮張りで仕上げられた他にない外観が魅力!明治の趣を今に伝える優美な大使館
    中禅寺湖遊覧船「大使館別荘記念公園」桟橋で下船。船を降りて少し歩けば、湖畔の豊かな木々の合間でひときわ目をひく外観の建物が見えてきます。2色の杉皮で、まるで市松模様のように美しく仕上げられた外壁と、柔らかな日差しを目いっぱいに取り込むガラスの貼られた障子窓がひときわ目立つデザインはクラシカルな異国情緒と、どことなく懐かしく優美な和の雰囲気が融合しており、思わず見とれてしまうほど。著名な建築家アントニン・レーモンドにより昭和3年に建設されたこちらの建物は歴代のイタリア大使とその家族が受け継ぎ、なんと平成9年まで実際に使用されていました。丁寧に保管されてきた家具やカーテンの彩る内装も素晴らしく、本邸とその隣に置かれた副邸は往時の趣を肌で感じることのできる歴史館となっています。
    本邸1階の「Cafe Como(カフェ コモ)」では、コーヒー、カプチーノなどが取り扱われており、愛らしいオリジナルデザインのタンブラーを購入すればテイクアウトもOK!テイクアウトドリンク片手に、湖と白根山を眺めながら一息つくのもおすすめです。

    【涼味ポイント】
    ①長きにわたり受け継がれ、丁寧に保管された資料がいっぱい!充実の歴史館
    ②著名な建築家による、思わず見とれてしまう上品でありつつどこか懐かしい外観と美しいしつらえの家具たち
    ③オリジナルデザインタンブラーを片手に、大使たちも愛した湖畔で一休み
    住所 321-1661
    栃木県日光市中宮祠2482
  • 徒歩5分
  • 6
    14:30
    英国大使館別荘記念公園
    明治の動乱を生き抜いた外交官の愛した風景と英国文化を楽しむ
    明治維新の動乱の渦中で活躍し、のちに奥日光をこよなく愛しガイドブックまで刊行した英国人外交官、アーネスト・サトウ。彼の生涯と、彼の愛した往時の日光の風景、そして英国文化の歴史を伝える記念館「英国大使館記念別荘公園」が次の目的地です。
    1階ではサトウの愛した奥日光の風景やその生涯を伝える展示室が開放され、2階では明治維新と時同じくして黄金期を迎えた、英国文化についての展示を見ることが出来ます。
    さらに併設の英国文化交流室「南四番Classic」ではなんと、駐日英国大使館シェフによって監修されたスコーンと紅茶のセット、”英国文化体験ミニアフタヌーンティー”を楽しむことができるのです。さっくりと香ばしく、シンプルで上品な味わいのスコーンと淹れたての紅茶の味わいは、大使館を訪れる方から大好評。
    展示室にて奥日光を愛した外交官の軌跡を辿ったのちは、中禅寺湖の風景を眺めながら優雅にアフタヌーンティでリラックス。学びありおやつありの、優雅で充実した歴史体験をお楽しみください。

    凉味ポイント】
    ①奥日光をこよなく愛したアーネスト・サトウをはじめ、多くの英国著名人の滞在した別荘の歴史と英国文化を今に伝える展示室
    ②2階に置かれたソファに座って眺める中禅寺湖の眺望は必見!
    ③本場のシェフ監修のさっくりスコーンと紅茶で、上品なアフタヌーンティーを楽しむ
    住所 321-1661
    栃木県日光市中宮祠2482
  • 徒歩15分
  • 7
    15:45(運行時間要確認)
    日光山中禅寺 立木観音
    日光山開祖・勝道上人の神秘的な逸話を伝える観音にお参り
    再び船に乗って中禅寺船の駅に戻る前に、日光山開祖である勝道上人が延暦3年(786年)に建立した日光山中禅寺 立木観音へお参りに。建立当初は男体山登拝口にあったこの寺は明治35年(1902年)の大山津波をきっかけに中禅寺歌ヶ浜へと移動し、今に至ります。立木観音や波之利大黒天などの特徴的な仏像が祀られており、御本尊である十一面千手観音像は国重要文化財。勝道上人が中禅寺湖の湖上に千手観音の姿を目にし、その姿を自らの手で桂の立木に彫った、という逸話が伝えられています。
    寺内では写経・写仏・数珠つくりといった体験も行われているほか、御朱印もありますので御朱印めぐりの方は御朱印帳をお忘れなく。災害を乗り越え、所を移してなお、坂東観音霊場33か所の18番目として今でも多くの人に慕われる寺となっています。

    【注意点】
    次の目的地・立木観音(中禅寺遊覧船停泊所)発の便は16:20の便が最終便!
    乗り遅れには気を付けましょう!逃すと再び20分ほどの徒歩移動に!

    【涼味ポイント】
    ①日光の礎を築いた勝道上人にご挨拶
    ②御本尊である十一面千手観音菩薩像は「立木観音」の名通りの神秘的な逸話を持つ、国重要文化財
    ③御朱印あり
    住所 321-1661
    栃木県日光市中宮祠2578
  • 徒歩3分
  • 8
    16:10【運行時間要確認】
    立木観音(中禅寺遊覧船停泊場)
    再び遊覧船に乗船。宿に向かって出発です。
    中禅寺 立木観音から少し歩けば、本日最後の遊覧船乗り場「立木観音」中禅寺遊覧船のりばにたどり着きます。西日の傾き始め、強い日差しでより一層湖面の輝く時間帯。本日最後の遊覧船を堪能しましょう。
    住所 321-1661
    栃木県日光市中宮祠2428
  • 9
    宿泊はぜひ中禅寺湖畔のホテルへ。上質な宿泊体験で一日の疲れを癒して明日に備えましょう。
    中禅寺湖畔には人気のホテルも多数。優雅な一夜を過ごしましょう。
    中禅寺湖付近には人気の宿泊施設が沢山あります。宿によっては中禅寺湖畔を眺めることのできる部屋を備えているほか、お食事やホスピタリティも充実。お好みのお宿でまったりと過ごし、思い思いに1日目の疲れを癒して明日に備えましょう。


    例えばこんなホテルが……
    ①ザ・リッツ・カールトン日光
    随所に伝統工芸のあしらわれつつもシックな色調に統一され、和の雰囲気とすっきりとした上品さの融合したホテルの内装が魅力的。部屋によってはテラスから中禅寺湖を一望できます。ザ・リッツ・カールトンで唯一、温泉を有する施設でもあり、温泉は勿論、スパ、ジム、バーなど、思い思いの時間を過ごせる館内サービスも充実。
    ▶ホテルの様子が詳しく見られるフォトギャラリーはこちら(外部サイト)◀

    ②中禅寺金谷ホテル
    150年以上の歴史を誇る、現存最古のリゾートホテル企業の運営する奥日光の宿。長く日光の地で愛されてきたホテルの培ってきた伝統と格式を受け継ぐ、確かなサービスが魅力。ホテルはどこかクラシカルな雰囲気を残しつつも、温かみのあるログハウス調にまとめられており、上品さと穏やかさの溶け合う上質な時間を提供してくれます。
    ▶ホテルの様子がより詳しく見られるフォトギャラリーはこちら(外部サイト)◀

    ③日光中禅寺湖温泉 ホテル花庵
    いろは坂を上り切ってすぐの中禅寺湖畔の入り口に位置する好アクセス、かけ流し温泉、全室レイクビューの抜群の眺望で人気。ホテル内のインテリアは「ここちのよいゆらぎ」が出来るように心配りされており、「ただそこにいるだけで心穏やか」になれる丁寧なしつらえとなっています。他にも、専属ティープロデューサーの思いがこもったウェルカムドリンクの紅が宿泊されるお客様から評判……と、随所に「庵」=「心安らぐ場所」を作る工夫が魅力的。
    夫婦・母娘・カップルプランなど、それぞれに向けてサービスのカスタマイズされた宿泊プランが用意されている点もポイントです!
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    〇中禅寺湖周辺には魅力的なホテルが沢山!もっと詳しく知りたい方は下記リンクをチェック
    ▶奥日光・中禅寺近辺のホテル情報はこちら!◀
  • 2日目
  • 10
    9:00
    華厳滝
    日本三名瀑の一つにも数えられている高さ97mの大瀑布

    日光には四十八滝といわれるくらい滝が多い日光。
    そのうち、奥日光にある華厳滝・竜頭滝・湯滝の3つの滝は「奥日光三名瀑」と呼ばれ、雄大な姿が多くの人から愛されています。1日目の優雅な旅から一転、2日目はそんな三名瀑を中心に日光の美しく雄大な景色を堪能してゆきます。

    朝一番に訪れるのは、華厳の滝。日光三名瀑のみならず「日本三名瀑」にも名を連ね、中禅寺湖の水が高さ97メートルの岸壁を一気に落下する壮大な滝です。自然が作り出す雄大さと華麗な造形美の両方を楽しむことができます。
    エレベーターで行ける観爆台から間近で見る滝つぼは迫力満点轟音とともに水しぶきが弾ける姿は勿論のこと、滝壺の周りの切り立った崖の茶色と夏の日を受けて生き生きと輝く木々の緑のコントラストも必見!そこに轟落ちる水のしぶきの白も加われば、鮮やかで涼やかな色彩で朝から爽快な気分になれるはず。
    日光旅の二日目、朝からパワーをもらってしまいましょう! 

    【涼味ポイント】
    ①奥日光三名瀑のみならず、日本三名瀑にも名を連ねる97メートルの滝
    ②岩肌・木々・落水の生み出す美しいコントラスト
    ③エレベーターを利用してより滝壺に近い場所からの鑑賞がおススメ!

    住所 321-1661
    栃木県日光市中宮祠
    電話番号 0288-55-0030
    問合せ先 華厳滝エレベーター
    ウェブサイト1 http://kegon.jp/
    ウェブサイト2 https://www.pref.tochigi.lg.jp/h07/kegonnotaki_rakusuiryo.html
    アクセス JR・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行き乗車約50分、「中禅寺温泉」バス停下車徒歩約5分
    営業時間 華厳滝エレベーター 3月1日~11月30日 8:00~17:00 12月1日~2月28日 9:00~16:30 ※営業時間は変動する場合がありますのでご了承ください。
    料金 華厳滝エレベーター(往復料金) 大人(中学生以上)600円 小学生400円 小学生未満無料 ■一般団体(30名以上)※大人と小学生を合わせて30名以上 大人・高校生・中学生550円 小学生350円 ■学生団体(30名以上)※先生と生徒を合わせて30名以上 高校生500円 中学生400円 小学生350円 ※先生・生徒同料金
    駐車場(大型バス) (県営)華厳第一・第二駐車場※有料
    駐車場(普通車) (県営)華厳第一・第二駐車場※有料
    備考 ※ご入場受付時間は、運行終了時間20分前までです。なお天候等の都合により告知なく休止・運休となる場合があります。
  • 11
    10:00
    中禅寺湖周辺のカフェで10時のおやつタイム
    中禅寺湖周辺には穏やかゆったり時間を過ごせるカフェが点在!
    滝鑑賞を楽しんだ後は、中禅寺湖周辺のカフェでおやつタイム。この先、竜頭滝・湯滝へは車でさらに登っていきます!ゆったりあたたかな雰囲気のカフェでの休憩を楽しみ、パワーを蓄えておきましょう。


    10時までにオープンしてる中禅寺湖周辺のカフェ

    ①コーヒーショップスプーン
    中禅寺湖の湖畔に位置し、店内の窓向きカウンター席はなんと目の前に中禅寺湖が!抜群のレイクビューとブラウン&ホワイトを基調とした落ち着いた内装の店内で、優雅なコーヒータイムを楽しめます。ドリンクの種類も豊富なので、お子様連れのお客様も安心です。

    ②ゑびす屋
    1階が日光彫や益子焼の直売をする雑貨店、2階が小さなカフェになっており、あたたかな木工所のような雰囲気のある内装の素敵なお店です。カフェの人気メニューは「抹茶ケーキ」。抹茶、あんこ、チーズの3層がテリーヌのように重なった愛らしいケーキが、これまた可愛らしいお皿に乗って出てくるワクワク感がたまりません。お気に入りのお皿を探して、カフェタイムの後に雑貨店を見てみるのもおススメです。
  • 車5~10分
  • 12
    11:30
    中禅寺湖畔ボートハウス
    中禅寺湖の雄大な景色で一休み

    竜頭滝・湯滝方面に向かうべく国道120号線を登ってゆく前に、中禅寺湖を最後にゆっくり眺めておきましょう。
    中禅寺湖畔ボートハウスは、昭和20年代にこの地に建てられた水辺リゾート施設を、当時の姿にできる限り復元したものです。ハウス内には、中禅寺湖に住む生き物のはく製などが展示されています。中禅寺湖畔に面したテラスから眺める広々とした中禅寺湖の湖面は圧巻。一息ついてから、次の目的地を目指しましょう。

    【涼味ポイント】
    ①中禅寺湖の貴重な生き物たちの資料を見学
    ②湖に面したテラスからの圧巻の眺望
    ③中禅寺ボートハウス内にも喫茶スペースあり!カフェでゆったりするほどお腹のすいていない方はこちらで軽くコーヒーブレイクタイムもおススメです。

    住所 321-1661
    栃木県日光市中宮祠2485-2
    電話番号 0288-55-0880
    問合せ先 栃木県立日光自然博物館
    ウェブサイト1 https://www.nikko-nsm.co.jp/boathouse.html
    アクセス ・公共交通機関でのアクセス
    JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から東武バス日光「湯元温泉」行きバス乗車約50分、「中禅寺金谷ホテル前」バス停下車徒歩約1分

    ・車でのアクセス
    日光ICから約60分
    近隣の駐車場をご利用下さい
    営業時間 4月、11月11日~30日 9:00~16:00
    5月1日~11月10日 9:00~17:00
    休業日 5~11月 無休
    4月 毎週月曜日(祝日の場合は翌日振替)
    料金 無料 ※ワーケーション利用の場合は有料です。詳細はお問合せください。
    駐車場(普通車)
    備考 ・丸山駐車場 無料(普通21台) ・ワーケーション利用は有料です
  • 車で5分
  • 13
    12:00
    竜頭滝
    薫風渡り、滝の音涼やかに響く、美しき渓流瀑

    さてほどなくたどり着くのは、2つ目の奥日光三名瀑・竜頭滝です。
    男体山噴火の溶岩によって生まれた幅10mほどの階段状の岩場を勢いよく水の流れ落ちる渓流瀑です。滝つぼ近くが大きな岩によって二分され、その様子が竜の頭に似ていることからこの名がついたといわれています。
    縦に湖水の落ちてゆく華厳滝から一転、竜頭滝は210メートルに渡り階段状の滝の流れが続く、横の流れが魅力。両脇をかためる豊かな木々の香が、滝の生みだす瑞々しい風に乗って薫風となり、絶え間ない滝の音と共に流れてゆきます。ぜひ、目をつむり深く息を吸い込んでみてください。リラックスできること間違いナシ!
    滝の流れに紛れ、キセキレイ・カワガラスなど可愛らしい鳥たちの姿が見えることも。滝の流れ以外にも、注目してお楽しみください。

    【涼味ポイント】
    ①華厳滝の縦の落水に対し、階段状に流れ落ちる横の流れが魅力!
    ②滝が近いからこそじっくり楽しめる瑞々しい薫風と生き物たち
    ③無料駐車場有、観瀑台までの道のりもしっかりと整備されています

    住所 321-1661
    栃木県日光市中宮祠
    電話番号 0288-22-1525
    問合せ先 日光市観光協会
    アクセス JR日光駅または東武日光駅から湯元温泉行バス乗車約1時間5分、「竜頭の滝」バス停下車、徒歩2分
  • 14
    13:00
    竜頭滝→湯滝間、湯ノ湖畔エリアにはレトロで美味しいお店が点在!
    日光名物そば&湯波はじめ、個性あふれるスイーツも!
    さて滝めぐりも進み、見学のために散策路を歩き少しお腹もすいてくる頃でしょう。
    竜頭滝から湯滝に向かう道沿いには、長くこの場所でハイキングや滝めぐりのお客様に愛される、いわゆる「お茶屋さん」系の飲食店が点在しています。あたたかな接客やどこか懐かしい雰囲気の店構えが評判なだけではなく、それぞれのお店が特徴的なメニューや名物を持っており、お店選びに悩み頭を抱えてしまうほど。
    ぜひ、これだ!と思ったお店に挑戦して素敵な食べ物や人との出会いを楽しんでください!
  • 車で10分
  • 15
    14:30
    湯滝
    湯ノ湖を生んだ岸壁から流れ落ちる怒涛の迫力が魅力の滝

    さて、奥日光三名瀑めぐりはこれにて幕引き。ついに最後の奥日光三名瀑・湯滝に到着です。
    湯ノ湖の南端にある高さ70メートル、長さ110メートルのこの滝は迫力満点。湯川の流れをせき止めて湯ノ湖をつくった、三岳溶岩流の岩壁を湖水が勢いよく流れ落ちます。
    滝壺目の前に観爆台から見る湯滝は、まさに「怒涛の迫力」
    大きく仰ぎ見たその先、岩壁の頂点からあふれ出す水が白いしぶきを巻き込みながら、絶え間なくこちらに駆け下りてきます。その様はさながら坂落としのよう。騎馬武者の隊列が坂を勢いよく下ってくるかのような迫力をお楽しみください。

    【涼味ポイント】
    ①まさに「怒涛の迫力」!その力強さをご堪能ください
    ②滝壺の目の前の観瀑台は最高のロケーション
    ③手前のレストハウスまでは入ることが出来ますが、遊歩道からはペット同伴禁止

    住所 321-1662
    栃木県日光市湯元
    電話番号 0288-22-1525
    問合せ先 日光市観光協会
    アクセス JR日光駅または東武日光駅から湯元温泉行バス乗車約1時間15分、「湯滝入口」バス停下車、徒歩5分 ・公共交通機関でのアクセス
    JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から湯元温泉方面行バス乗車約1時間15分、「湯滝入口」バス停下車、徒歩約5分

    ・車でのアクセス
    清滝ICから約35分
    営業時間   
    休業日 駐車場: 積雪時駐車不可
    トイレ: 冬期閉鎖(12月上旬~4月)
    備考 ・駐車場料金について
    二輪:1回 200円
    普通車:1回 500円
    マイクロバス:1回 1,000円
    大型バス:1回 2,000円
    ※駐車場料金は12月上旬から4月上旬は無料開放。ただし、積雪時は閉鎖の場合あり。
    バリアフリー情報 ・駐車場から観瀑台まで段差なし
  • 徒歩5分
  • 車で10分
  • 16
    15:30
    湯ノ湖
    湯滝の水源、静穏で神秘的な森の湖

    三岳の噴火で湯川がせき止められてできた湖で、周囲は約3km。
    三方を山で囲まれており、静穏な空気に包まれたどこか神秘的な空気感が魅力。湖岸には散策路があり1時間ほどで1周できます。湖の周囲には、ノリウツギ、オオカメノキ、ダケカンバなどの広葉樹と、コメツガ、ウラジロモミなどの針葉樹の原生林があり、変化に富んだ手つかずの自然を楽しむことができます。時折聞こえる生き物の声に耳をすまし、ゆったりと湯ノ湖畔の風景をお楽しみください。

    1時間歩くのは疲れてきたのでちょっと……という方は、すぐそばにある日光湯元ビジターセンターに足を運ぶのもおススメ。湯ノ湖付近の自然に関する資料やギャラリーでの展示を見ることが出来るほか、鹿皮のアクセサリーつくり体験ができることも。(開催状況は日光湯元ビジターセンターまでお問い合わせください)

    【涼味ポイント】
    ①豊かな木々に囲まれた手つかずの自然と生き物たちの世界
    ②湖畔に散策路あり
    ③お疲れモードの方は、日光湯元ビジターセンターへ足を運ぶのも◎

    住所 321-1662
    栃木県日光市湯元
    電話番号 0288-62-2321
    問合せ先 日光湯元ビジターセンター
    アクセス JR日光駅・東武日光駅から「湯元温泉」行きバス乗車1時間20分、(45)「湖畔前」バス停下車すぐ
  • 徒歩10~20分
  • 17
    16:00
    奥日光湯元温泉
    帰路につくその前に、温泉でほっこりリラックス

    湯川の水源となる湯ノ湖の北岸に開けた静かな温泉街、湯元温泉
    日光の奥座敷といわれ、約1200年前に日光開山の祖・勝道上人が発見したとされる白濁の硫黄泉が湧く名湯で、神経痛やリウマチに効くといわれています。

    また、温泉街には無料で利用できる足湯「あんよの湯」(冬季休業)の他にも、日帰り温泉が多数。旅の最後に、日光の誇る秘境の温泉で2日間の疲れを癒しましょう。
    日帰り温泉は店舗ごとに営業時間に差がありますので、奥日光温泉旅館協同組合の日帰り温泉の案内(下記HPリンクより)をご参考に、各施設へお問い合わせください。



    【涼みポイント】
    ①日光奥地の名湯で旅の疲れを吹き飛ばそう!
    ②温泉の営業状況は要確認
    ③無料の足湯「あんよの湯」もあります!

    住所 栃木県日光市湯元
    電話番号 0288-62-2570
    問合せ先 奥日光湯元温泉旅館協同組合
    ウェブサイト1 http://www.nikkoyumoto.com/
    アクセス (バス)JR日光駅・東武日光駅から東武バス日光「湯元温泉」行きバス乗車85分、終点「湯元温泉」バス停下車(車)日光宇都宮道路「清滝IC」から40分
  • +α 日光湯元でもう1泊!秘境の温泉地を楽しみませんか?
  • 【イチオシ】日光奥地秘境の湯ノ湖の見守る秘境の温泉地でもう1泊
    奥日光の避暑旅を終え、またあつ~い日々に逆戻り……は嫌だ!せめてもう1泊この涼しい場所でのびのびしていたい!1泊2日を魅力あふれる日光で過ごしたあなたは、きっとそう思ってしまうはず。それならばぜひもう1泊。日光奥地、湯ノ湖の豊かな水と静穏な山林に抱かれた日光湯元温泉で過ごしてゆきませんか?湯元温泉街は奥地にありながらも、多くの人に愛される素敵な温泉宿にあふれています。

    ▶日光湯元温泉の宿情報はこちらから確認できます【特集・エリア別温泉宿案内】◀

    翌日は昼頃までホテルでゆったりと朝風呂などを楽しんで過ごした後、のんびりいろは坂を下り、疲れの取れた体でのびのびと奥日光のハイキングコースに挑むもよし、東照宮など王道の観光スポットあふれる日光エリアに行くもよし、霧降高原まで足をのばして高原の風を楽しむもよし……もう1泊、ゆったりと羽を伸ばせば、この避暑旅の楽しみは無限大。ぜひ、奥日光でのもう1泊をご検討ください。

    ——どうかみなさまの夏が良きものになりますように。
  • ゴール
  • 1 東武日光駅
  • 2 いろは坂
  • 3 いろは坂を抜け、中禅寺湖畔に到着!まずはお好みのお店でお昼ご飯!
  • 4 船の駅中禅寺(中禅寺湖遊覧船)
  • 5 イタリア大使館別荘記念公園
  • 6 英国大使館別荘記念公園
  • 7 日光山中禅寺 立木観音
  • 8 立木観音(中禅寺遊覧船停泊場)
  • 9 宿泊はぜひ中禅寺湖畔のホテルへ。上質な宿泊体験で一日の疲れを癒して明日に備えましょう。
  • 10 華厳滝
  • 11 中禅寺湖周辺のカフェで10時のおやつタイム
  • 12 中禅寺湖畔ボートハウス
  • 13 竜頭滝
  • 14 竜頭滝→湯滝間、湯ノ湖畔エリアにはレトロで美味しいお店が点在!
  • 15 湯滝
  • 16 湯ノ湖
  • 17 奥日光湯元温泉
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